最初に確認した資料と記事で扱う範囲
本記事は、ローツェ株式会社が2026年7月9日に公表した 「2027年2月期(第42期)第1四半期 決算説明資料」と 「2027年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」を主な一次情報としています。
決算説明資料では、製品別・地域別売上、受注高、受注残高、 半導体関連装置、分析装置、FPD関連装置、アドバンスドパッケージ、 研究開発設備などを確認しました。 決算短信からは、損益、財務状態、セグメント情報、生産・受注・販売実績、 主要販売先を確認しています。
ローツェは何で稼ぐ会社なのか
ローツェは、半導体の材料となるウエハを自動で搬送する装置を 半導体製造装置メーカーや半導体デバイスメーカーへ販売して稼ぐ会社です。
主力製品
ウエハソータ、EFEM、真空プラットフォーム、搬送ロボットです。
最大市場
生成AI、HBM、先端ロジックなどの半導体設備投資です。
収益の特徴
装置販売に加えて、部品・修理・保守サービスでも売上を得ます。
利益率
2027年2月期第1四半期の営業利益率は27.5%でした。
半導体工場では、ウエハを人の手で運ぶのではなく、 クリーンな環境を保ちながら正確に搬送する必要があります。 ローツェは、ウエハを装置へ受け渡すロボットやシステム、 保管装置などを提供します。
売上の大半は半導体関連装置ですが、分析装置、FPD関連装置、 ライフサイエンス関連装置、部品・修理なども扱っています。
ローツェの最新決算を30秒で確認
| 項目 | 2027年2月期1Q | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 372億6百万円 | 12.5%増 |
| 営業利益 | 102億30百万円 | 21.2%増 |
| 経常利益 | 109億38百万円 | 51.1%増 |
| 親会社株主に帰属する四半期純利益 | 82億10百万円 | 56.0%増 |
| 営業利益率 | 27.5% | 高水準を維持 |
売上高、営業利益、受注高が過去最高を更新しました。 半導体関連装置の受注高は420億30百万円、 受注残高は622億53百万円まで増加しています。
ローツェは何を売っている会社なのか
| 分野 | 主な製品 | 主な顧客・用途 |
|---|---|---|
| 半導体関連装置 | ウエハソータ、EFEM、真空プラットフォーム、搬送ロボット、ウエハストッカ | 半導体製造装置メーカー、デバイスメーカー、ウエハメーカー |
| 分析装置 | ガス・薬液・ウエハの分析装置 | 半導体メーカー、研究機関、化学薬品メーカー |
| FPD関連装置 | 大型搬送システム、インライン搬送、レーザーカッティング、モジュール機器 | FPDメーカー、FPD用ガラスメーカー |
| ライフサイエンス | インキュベータ、培地交換システム、モバイルロボット | 大学、製薬会社、研究機関、再生医療関連企業 |
ウエハ搬送装置とは何か|初心者向けに解説
ウエハは、半導体チップを作る土台となる薄い円盤です。 半導体工場では、ウエハを複数の製造装置へ移動させながら、 成膜、洗浄、露光、エッチング、検査などの工程を進めます。
ウエハ表面にほこりや水分が付くと不良につながるため、 搬送には高い清浄度、位置精度、速度、安全性が必要です。 ローツェは、この搬送を自動化するロボットとシステムを提供します。
清浄度
ウエハへの微粒子付着を抑えます。
位置精度
ウエハを正確な位置へ置きます。
自動化
人手を減らし、連続稼働を支えます。
保管
N2パージなどでウエハの品質を保ちます。
ローツェのビジネスモデル
AI・HBM・先端ロジック"] --> B["顧客の装置・工場設計"] B --> C["搬送装置の仕様決定"] C --> D["ロボット・EFEM・ソータ製造"] D --> E["装置メーカーへ販売"] D --> F["デバイス・ウエハメーカーへ販売"] E --> G["売上高"] F --> G G --> H["部品・修理・保守"] H --> I["継続売上"] G --> J["利益・研究開発・設備投資"]
ローツェの売上は、装置の受注、製造、納入、検収を経て計上されます。 受注から売上までに時間差があるため、受注高と受注残高は将来売上を読む重要指標です。
一度納入した装置は稼働後も部品交換や修理、保守が必要になります。 台湾や米国などで装置台数が増えるほど、部品・サービス需要の増加が期待できます。
ローツェの顧客は誰なのか
顧客は大きく、半導体製造装置メーカーと半導体デバイス・ウエハメーカーに分かれます。 決算説明資料では、半導体関連装置売上の67%がエンドユーザー向け、 33%が装置メーカー向けと示されています。
| 顧客 | 販売するもの | 利用目的 |
|---|---|---|
| 装置メーカー | 搬送ロボット、ロードポート、EFEM、真空搬送システム | プロセス装置・検査装置へ組み込む |
| デバイスメーカー | ウエハソータ、ストッカ、搬送システム | 工場内の自動搬送・保管 |
| ウエハメーカー | 搬送・保管・検査連携システム | ウエハ生産工程の自動化 |
決算短信では主要販売先としてApplied Materials, Inc.と Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd.が開示されています。 第1四半期の全社売上に占める割合は、それぞれ21.9%と18.2%です。
ローツェの売上構成|売上100円の内訳
2027年2月期第1四半期の売上高は372億6百万円でした。
| 品目 | 売上高 | 構成比 | 売上100円換算 |
|---|---|---|---|
| 半導体関連装置 | 302億39百万円 | 約81.3% | 約81円 |
| 部品・修理ほか | 39億13百万円 | 約10.5% | 約11円 |
| FPD関連装置 | 20億32百万円 | 約5.5% | 約5円 |
| 分析装置 | 8億90百万円 | 約2.4% | 約2円 |
| ライフサイエンス関連装置 | 1億31百万円 | 約0.4% | 1円未満 |
売上100円のうち約81円を半導体関連装置から得ています。 ローツェの業績は、半導体設備投資の影響を強く受ける構造です。
半導体関連装置はどのように稼ぐのか
半導体関連装置の売上は、顧客の設備投資計画、受注数量、 装置単価、納入・検収時期によって決まります。 生成AIやデータセンター投資が増えると、先端ロジック、メモリ、HBM向けの工場投資が増え、 搬送装置の需要が拡大する可能性があります。
第1四半期の半導体関連装置売上は302億39百万円で前年同期比7.1%増、 受注高は420億30百万円で前年同期比88.4%増でした。
EFEM・ウエハソータ・真空プラットフォームとは
EFEM
EFEMは、半導体製造装置の前面でウエハを受け取り、 搬送ロボット、アライナ、ロードポートを使って装置内部へ渡すシステムです。
ウエハソータ
ウエハを収納容器から別の容器へ移し替えたり、 識別・並べ替えを行ったりする装置です。
真空プラットフォーム
真空環境でウエハを搬送し、複数の処理モジュールをつなぐシステムです。 成膜やエッチングなど、空気に触れさせたくない工程で使われます。
N2パージウエハストッカ
窒素を使って保管環境を整え、ウエハの酸化や水分付着を抑えながら保管する装置です。
ローツェと生成AI・HBMの関係
生成AIの普及により、AIサーバー向けGPUとHBMの需要が拡大しています。 HBMは複数のメモリチップを積層する高性能メモリであり、 前工程だけでなく中工程・先端パッケージ工程への投資も必要になります。
半導体工場で処理するウエハやパッケージ基板が増えれば、 搬送、保管、受け渡し、ソーティングを行う装置の需要も増える可能性があります。 ローツェは、AI半導体そのものを製造する会社ではなく、 AI半導体を作る工場の自動化を支える会社です。
アドバンスドパッケージ向け装置の成長機会
アドバンスドパッケージは、複数のチップを高密度に接続し、 1つのシステムとして動かす技術です。 チップレット、TSV、インターポーザ、3D積層などが使われます。
従来の前工程だけでなく、ウエハを薄く加工したり、 複数のチップやウエハを積層したりする中工程でも搬送装置が必要になります。 ローツェはTape Frame用ソーターやPLP用EFEMなどを展開しています。
会社は、先端半導体やアドバンスドパッケージ向け搬送装置の受注増加傾向が続くと説明しています。
分析装置事業は何を分析するのか
分析装置は、半導体製造で使うガス、薬液、ウエハなどの状態を測定する装置です。 微量な不純物や汚染は半導体の歩留まりへ影響するため、 製造工程の品質管理に分析が必要です。
顧客は半導体製造装置メーカー、デバイスメーカー、ウエハメーカーのほか、 研究機関、環境計測機器メーカー、化学薬品メーカーなどです。
第1四半期の分析装置売上は8億90百万円、 受注高は23億66百万円、受注残高は46億72百万円でした。 受注高が売上高を上回っており、将来売上へつながる案件が積み上がっています。
FPD関連装置のビジネス
FPDはフラットパネルディスプレイの略です。 ローツェは、FPD用ガラスやディスプレイパネルを運ぶ大型搬送システム、 インライン搬送システム、レーザーカッティング装置、 ディスプレイモジュール機器などを扱います。
第1四半期のFPD関連装置売上は20億32百万円で前年同期比約2倍でした。 ベトナム向けFPDモジュール工程用自動化装置が中心です。
FPD事業は大型案件の納期や顧客の設備投資時期によって、 四半期ごとの売上が変動しやすい点に注意が必要です。
ライフサイエンス事業の内容
ライフサイエンス事業では、細胞培養の自動化装置、 CO2インキュベータ、全自動培地交換システム、 モバイルロボット、スケジューリングソフトウェアなどを扱います。
顧客は大学、製薬企業、研究機関、再生医療関連企業です。 人手で行っていた細胞培養作業を自動化し、再現性と効率を高めることが価値となります。
第1四半期は売上高1億31百万円、セグメント損失1億19百万円でした。 現時点では全社利益への寄与は小さく、投資・育成段階の事業と読めます。
部品・修理・サービス売上が重要な理由
装置は納入後も、消耗部品の交換、修理、点検、改造、保守が必要です。 稼働装置の台数が増えるほど、部品・サービス需要が積み上がる可能性があります。
第1四半期の部品・修理ほかの売上は39億13百万円で、 前年同期比27.9%増でした。 台湾や米国などの売上増に伴い、保守部品とサービス関連売上が増えています。
装置本体より小口で継続的に発生しやすいため、 業績の安定化に寄与する可能性があります。 ただし、会社は品目別利益率を開示していません。
ローツェの地域別売上
| 地域 | 売上高 | 構成比 |
|---|---|---|
| 米国 | 110億68百万円 | 約30% |
| 台湾 | 99億86百万円 | 約27% |
| 中国 | 92億36百万円 | 約25% |
| 日本 | 22億78百万円 | 約6% |
| 韓国 | 20億29百万円 | 約5% |
| ベトナム | 14億54百万円 | 約4% |
米国、台湾、中国の3地域で売上の約82%を占めます。 世界の主要半導体投資地域へ販売している一方、 米中関係、輸出規制、台湾情勢、各国の設備投資計画の影響を受けます。
受注高・受注残高はなぜ重要なのか
装置産業では、受注した時点と売上を計上する時点が異なります。 受注残高は、まだ売上計上されていない注文の金額です。
| 品目 | 受注高 | 前年同期比 | 受注残高 |
|---|---|---|---|
| 半導体関連装置 | 420億30百万円 | 88.4%増 | 622億53百万円 |
| 分析装置 | 23億66百万円 | 約4倍 | 46億72百万円 |
| FPD関連装置 | 13億90百万円 | 19.2%増 | 10億37百万円 |
| ライフサイエンス | 7億41百万円 | 約5倍 | 7億72百万円 |
| 合計 | 465億29百万円 | 92.1%増 | 687億36百万円 |
受注高が売上高を上回り、受注残高が増えている局面では、 将来の売上増加が期待されます。 ただし、納期変更、顧客都合、キャンセル、部材不足によって売上時期がずれる可能性があります。
ローツェの利益率が高い理由
第1四半期の売上総利益は160億39百万円、 営業利益は102億30百万円でした。 売上総利益率は約43.1%、営業利益率は27.5%です。
装置の付加価値
高精度・高清浄度・高信頼性が必要な装置です。
売上増加
生産量が増えると固定費を吸収しやすくなります。
海外生産
ベトナムなどの製造拠点が供給力とコストに影響します。
円安効果
海外売上・海外子会社の換算で利益が変動します。
サービス売上
部品・修理の増加が売上と収益を支えます。
研究開発負担
新製品開発、人件費、のれん償却は利益を押し下げます。
第1四半期の経常利益は、営業利益を上回る109億38百万円でした。 為替差益10億39百万円が営業外収益として計上されています。 為替差益は本業の営業利益ではないため、分けて確認する必要があります。
ローツェの2027年2月期第1四半期決算
| 項目 | 前年同期 | 当四半期 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 330億61百万円 | 372億6百万円 | 12.5%増 |
| 営業利益 | 84億41百万円 | 102億30百万円 | 21.2%増 |
| 経常利益 | 72億41百万円 | 109億38百万円 | 51.1%増 |
| 親会社株主に帰属する四半期純利益 | 52億63百万円 | 82億10百万円 | 56.0%増 |
半導体関連装置、分析装置、FPD関連装置、 ライフサイエンス関連装置、部品・修理のすべてが増収でした。 売上増加と円安が利益を押し上げています。
ローツェの2027年2月期業績予想
| 項目 | 通期予想 | 前期比 | 1Q進捗率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,590億21百万円 | 23.5%増 | 23.4% |
| 営業利益 | 381億12百万円 | 22.3%増 | 26.8% |
| 経常利益 | 382億41百万円 | 17.2%増 | 28.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 278億9百万円 | 46.0%増 | 29.5% |
利益は上期予想に対して50%を超える進捗となりました。 売上高の進捗率は上期予想に対して47.9%です。 会社は、半導体関連装置の大幅な受注増によってQ2以降も売上増加を見込んでいます。
ローツェの財務状態と在庫
第1四半期末の総資産は2,016億33百万円、 純資産は1,456億57百万円、自己資本比率は67.8%でした。
| 項目 | 前期末 | 1Q末 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 現金及び預金 | 743億41百万円 | 768億82百万円 | 25億40百万円増 |
| 受取手形及び売掛金 | 324億13百万円 | 332億52百万円 | 8億38百万円増 |
| 棚卸資産 | 454億82百万円 | 464億63百万円 | 9億81百万円増 |
| 借入金 | 237億81百万円 | 220億50百万円 | 17億31百万円減 |
原材料・貯蔵品は266億42百万円から294億6百万円へ増加しました。 会社は、受注増加への対応として原材料を確保したと説明しています。
在庫増加は将来の生産に備える動きですが、 需要変動や納期延期が起きれば資金負担となるため、 受注残高と売上計上の進捗を合わせて確認します。
キャッシュフローの読み方
第1四半期決算短信では四半期キャッシュ・フロー計算書を作成していません。 したがって、営業・投資・財務キャッシュフローの詳細は今回の資料だけでは確認できません。
一方、貸借対照表では現金及び預金が25億40百万円増え、 借入金が17億31百万円減っています。 利益を確保しながら有利子負債を圧縮し、 新工場や研究開発設備の投資資金を確保していると会社は説明しています。
第1四半期の減価償却費は8億11百万円、 のれん償却額は8億10百万円でした。
設備投資・研究開発の内容
ローツェイアス新社屋
分析装置子会社のローツェイアスは東京都日野市に新社屋を建設する予定です。 投資総額は建物で20億円、2027年12月末の完成引き渡しを予定しています。
新製品開発、新規検査需要、顧客サンプルウエハの分析、 最先端半導体向け材料分析の研究開発を強化する目的です。
本社研究開発棟
広島県福山市の本社敷地内には、延べ面積約18,000平方メートルの 研究開発棟を建設する計画です。 2027年7月着工、2029年秋の完成を予定しています。
既存の2倍のエンジニア用オフィス、クラス1エリアを含むクリーンルーム、 電波暗室、精密測定室などを整備する計画です。
ローツェの強みは何か
搬送技術の製品群
ロボット単体からEFEM、真空搬送、ソータまで展開します。
装置メーカーとエンドユーザー
異なる顧客層へ販売できる構造です。
海外ネットワーク
米国、台湾、中国、韓国、ベトナムなどに拠点があります。
高い受注残
半導体関連装置で622億53百万円が積み上がっています。
高い営業利益率
第1四半期は27.5%でした。
成長市場への対応
AI、HBM、アドバンスドパッケージ向け装置を展開します。
ただし、高い利益率や受注残だけで競争優位を断定することはできません。 市場シェア、競合製品との性能差、価格、顧客の評価などは追加資料が必要です。
ローツェのリスクと弱み
半導体設備投資
顧客の投資延期や市況悪化で受注が変動します。
顧客集中
上位顧客の投資計画が売上へ大きく影響します。
地域集中
米国、台湾、中国の売上比率が高い構造です。
部材不足
電子部品の長納期化やメモリ価格高騰が生産へ影響します。
原油・物流
樹脂、梱包材、物流費の上昇リスクがあります。
為替
円安は利益を押し上げる場合がありますが、逆方向もあり得ます。
のれん償却
買収した事業に関する償却費が継続的に発生します。
ライフサイエンス赤字
育成事業の損失が全社利益を一部押し下げます。
ローツェの決算で確認したい重要指標
- 半導体関連装置売上:全社売上の8割を占める主力が伸びているか
- 半導体関連装置受注高:将来の売上につながる注文が増えているか
- 受注残高:納入・検収の進捗とキャンセルリスクを確認する
- 地域別売上:米国、台湾、中国の投資動向を見る
- 主要顧客比率:上位顧客への依存が上昇していないか
- 部品・修理売上:装置台数増加が継続収益につながっているか
- 営業利益率:売上増、為替、研究開発費の影響を見る
- 為替差損益:経常利益が本業以外で押し上げられていないか
- 棚卸資産:受注増対応の在庫か、滞留在庫かを判断する
- 原材料・部品:供給逼迫と長納期化の影響を確認する
- 設備投資:研究開発棟、新社屋の投資回収を見る
- ライフサイエンス:売上拡大と赤字縮小が進んでいるか
ローツェのビジネスモデルに関するよくある疑問
ローツェは何で稼いでいる会社ですか?
半導体工場でウエハを搬送・保管するウエハソータ、EFEM、 真空プラットフォーム、N2パージウエハストッカなどを販売して稼いでいます。
ローツェの主力事業は何ですか?
半導体関連装置です。第1四半期は全社売上高の約81.3%を占めました。
ローツェは生成AI関連企業ですか?
AIサーバー、HBM、先端ロジック、アドバンスドパッケージへの設備投資が増えると、 搬送装置需要が増える可能性があります。
EFEMとは何ですか?
半導体製造装置の前面でウエハを受け取り、 ロボットやロードポートを使って装置内部へ渡すシステムです。
ローツェの利益率が高い理由は?
高付加価値の搬送装置、売上増加、海外生産、円安、 部品・サービス売上などが利益率へ影響しています。
ローツェの受注残高はいくらですか?
第1四半期末の全社受注残高は687億36百万円です。 半導体関連装置は622億53百万円でした。
ローツェの主要顧客は?
決算短信ではApplied MaterialsとTSMCが主要販売先として開示されています。
2027年2月期の業績予想は?
売上高1,590億21百万円、営業利益381億12百万円、 親会社株主に帰属する当期純利益278億9百万円を予想しています。
ローツェの決算で何を見ればよいですか?
半導体関連装置の売上、受注高、受注残高、地域別売上、 営業利益率、部品・修理、在庫、為替を確認します。
まとめ
ローツェは、半導体工場でウエハを自動搬送する装置を中心に稼ぐ会社です。 第1四半期の売上100円のうち約81円を半導体関連装置から得ています。
生成AI、HBM、先端ロジック、アドバンスドパッケージの設備投資が拡大すると、 搬送装置、EFEM、ウエハソータ、真空搬送システムへの需要が増える可能性があります。
第1四半期は売上高372億6百万円、営業利益102億30百万円、 営業利益率27.5%と高水準でした。 半導体関連装置の受注高と受注残高も過去最高を更新しています。
今後は、受注残が計画通り売上へ転換するか、 上位顧客への依存、米国・台湾・中国の設備投資、 部品供給、棚卸資産、為替、設備投資の回収を確認する必要があります。
参考資料
- ローツェ株式会社 「2027年2月期(第42期)第1四半期 決算説明資料」 (公表日:2026年7月9日)
- ローツェ株式会社 「2027年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」 (公表日:2026年7月9日)
- 業績ハイライト・品目別売上:決算説明資料5~7ページ
- 地域別売上:決算説明資料8ページ
- 営業利益増減要因:決算説明資料9ページ
- 受注高・受注残高:決算説明資料10~12ページ
- 貸借対照表・見通し:決算説明資料13~16ページ
- 研究開発設備:決算説明資料18~19ページ
- 製品・市場説明:決算説明資料21~26ページ
- 損益・財政状態:決算短信1~8ページ
- セグメント・生産・受注・販売:決算短信9~12ページ
編集部計算
品目別構成比、売上100円換算、売上総利益率などは、 会社公表値を基にした編集部計算です。 表示上は小数や億円単位を丸めています。