最初に確認した資料と記事で扱える情報
本記事では、安川電機が2026年7月10日に公表した「2027年2月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」と「2026年度 第1四半期 業績概要」を中心に確認しました。補足資料として、会社の製品・市場・事業の仕組みを説明するインベスターズガイドと、YASKAWAレポート2025も使用しています。
資料から確認できるのは、報告セグメント別売上収益と営業利益、所在地別売上収益、受注動向、棚卸資産、キャッシュフロー、設備投資・減価償却費・研究開発投資、主要製品と用途などです。個別顧客名、顧客別売上、製品単位の原価率、契約単価、工場別稼働率、受注残高の金額は、今回確認した資料には記載されていません。
安川電機を一言で説明すると
安川電機は、 工場の機械を精密に動かす制御機器と産業用ロボット、社会インフラ向けシステムを販売し、製品販売と保守サービスから売上収益を得る会社 です。報告セグメントは、モーションコントロール、ロボット、システムエンジニアリングの3つです。物流サービスなどは「その他」に含まれます。
最大事業
2026年度1Qはモーションコントロールが売上をけん引しました。
主要製品
ACサーボ、インバータ、産業用ロボット、社会システムです。
収益の源泉
製品需要、販売量、価格、製品構成、原価と費用の組み合わせです。
財務の特徴
在庫と設備投資を伴い、営業CFと投資CFの両方を見る必要があります。
2027年2月期第1四半期の売上収益は1,389億82百万円で前年同期比10.6%増加しました。一方、営業利益は84億86百万円で19.2%減少しました。売上の増減と利益の増減が一致しない点が、安川電機の決算を読むうえで重要です。
何を売っている会社なのか
安川電機の製品は、機械の動きをつくる部品から、複数の軸を組み合わせた産業用ロボット、工場や社会インフラ全体を制御するシステムまで広がっています。単なるモータ販売会社ではなく、動きを制御する機器、ロボット、システムの開発・製造・販売・保守を行う構造です。
| 事業 | 資料に記載された主な製品・サービス |
|---|---|
| モーションコントロール | ACサーボモータ、制御装置、インバータ、コントローラ、太陽光発電用パワーコンディショナなど |
| ロボット | 産業用ロボット、AIロボット、人協働ロボット、溶接・ハンドリング・塗装・半導体製造装置用ロボットなど |
| システムエンジニアリング | 産業用オートメーションドライブ、鉄鋼プラント用電気システム、上下水道用電気システムなど |
| その他 | 物流サービスなど |
製品ごとの販売価格、台数、粗利率、保守サービス売上の比率は、今回確認した資料には記載されていません。このため、どの製品型番が最も利益を生んでいるかは判断できません。
製品はどこで使われるのか
ACサーボは半導体・電子部品製造装置や工作機械など、正確な位置決めと高速な動作が必要な機械に使われます。インバータはモータの回転速度を制御する機器で、建屋空調、サーバ冷却用ポンプ、半導体製造の真空ポンプ、オイル・ガス関連などに用途があります。
ロボットは、自動車の溶接・塗装、部品搬送、半導体・液晶製造装置内の搬送、食品、医薬品、ライフサイエンスなどの自動化で使われます。システムエンジニアリングは、鉄鋼、上下水道、港湾クレーンなど、設備全体を動かす電気システムに関係します。
用途を読むポイント
安川電機の需要は、半導体、自動車、電子部品、一般産業、データセンター、社会インフラなど複数の設備投資市場と結び付きます。ただし、各用途の売上金額は今回の資料にすべて分解されているわけではありません。
誰が顧客なのか
資料から確認できる顧客像は、半導体製造装置、電子部品製造装置、工作機械、データセンター関連設備、自動車、食品・医薬品、鉄鋼、上下水道、港湾クレーンなどに関わる企業や事業者です。機械メーカーへ制御機器を供給する場合と、工場・社会設備へロボットやシステムを提供する場合があります。
ただし、主要顧客の固有名、上位顧客への売上依存度、販売代理店経由と直接販売の比率、契約期間は今回確認した資料には記載されていません。具体的な顧客企業を推測して補うことはできません。
材料・製造から販売までのバリューチェーン
安川電機は、研究開発、調達、生産、物流、販売、アフターサービスまでのバリューチェーンを持つと統合報告書で説明しています。決算短信でも、製品の開発、製造、販売、保守サービスを各セグメントの活動として示しています。
材料別の調達額、主要仕入先、製品別の製造工程、物流費、保守契約の料金体系は資料に記載されていません。図は会社資料にある活動を、理解しやすい順序に整理した概念図です。
売上収益が生まれるまでの流れ
売上収益は、顧客の設備投資需要が起点になります。半導体製造装置や工作機械が増産されればACサーボ需要が動き、データセンター関連投資が増えれば空調・冷却や真空ポンプ向けインバータ需要が動きます。自動化投資が増えれば、産業用ロボットやシステムの受注・販売につながります。
2026年度第1四半期の受注は前年同期比29%増、前四半期比8%増でした。会社は半導体およびデータセンター関連需要の拡大を背景として説明しています。ただし、受注増が同じ四半期にすべて売上となるわけではなく、納期や生産状況によって売上計上時期が異なります。
主力事業と売上構成
2027年2月期第1四半期の外部顧客への売上収益は、モーションコントロール676億35百万円、ロボット567億28百万円、システムエンジニアリング98億16百万円、その他48億2百万円でした。
| 区分 | 売上収益 | 構成比 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| モーションコントロール | 676億35百万円 | 約48.7% | +21.5% |
| ロボット | 567億28百万円 | 約40.8% | +2.0% |
| システムエンジニアリング | 98億16百万円 | 約7.1% | +5.9% |
| その他 | 48億2百万円 | 約3.5% | △5.5% |
| 連結合計 | 1,389億82百万円 | 100.0% | +10.6% |
構成比は百万円単位の外部顧客売上を連結売上収益で割った編集部計算です。最大事業はモーションコントロールですが、売上構成が最大であることと、毎期の利益貢献が最大であることは同じではありません。
海外・地域別売上をどう読むか
所在地別売上収益は、国内338億円、海外1,051億円でした。海外では米州386億円、中国330億円、中国を除くアジア169億円、欧州167億円です。海外売上比率は約75.6%で、米州と中国が大きな地域となっています。
| 所在地 | 2026年度1Q | 前年同期比 | 構成比 |
|---|---|---|---|
| 国内 | 338億円 | △8.6% | 約24.3% |
| 米州 | 386億円 | +27.8% | 約27.8% |
| 欧州 | 167億円 | △1.8% | 約12.0% |
| 中国 | 330億円 | +21.8% | 約23.7% |
| 中国除くアジア | 169億円 | +17.9% | 約12.2% |
補足資料の地域区分は所在地別です。最終顧客の所在地や製品の最終使用地と必ず一致するとは限りません。また欧州には中近東・アフリカを含みます。構成比は公表された億円表示を基にした概算です。
利益が生まれる仕組み
IFRSの損益計算書では、売上収益から売上原価を差し引いて売上総利益を求め、販売費及び一般管理費、その他の収益・費用を反映して営業利益を求めます。2027年2月期第1四半期は、売上収益1,389億82百万円、売上原価927億10百万円、売上総利益462億72百万円、営業利益84億86百万円でした。
| 項目 | 2026年度1Q | 売上収益比 |
|---|---|---|
| 売上収益 | 1,389億82百万円 | 100.0% |
| 売上原価 | 927億10百万円 | 約66.7% |
| 売上総利益 | 462億72百万円 | 約33.3% |
| 営業利益 | 84億86百万円 | 6.1% |
売上原価率と売上総利益率は決算短信の百万円数値から計算しています。営業利益率6.1%は補足資料の公表値です。販管費の詳細な固定費・変動費分解は資料にありません。
価格・数量・需要が利益を動かす構造
安川電機の売上と利益は、販売量だけでなく、販売価格、製品構成、為替、原価、間接費、個別費用によって動きます。対象四半期では、モーションコントロールの売上増による利益増があった一方、基幹システム移行の影響、間接費増加、欧州の事業構造改革費用が全社利益を押し下げました。
需要
半導体、データセンター、自動車、一般産業、社会インフラの設備投資が受注へ影響します。
販売量
製品の出荷・納入が増えると売上増につながりますが、台数は資料非開示です。
価格・付加価値
価格転嫁や製品構成は利益要因となり得ますが、製品別単価は非開示です。
費用
システム移行、間接費、構造改革費用などで増収でも減益になる場合があります。
固定費・変動費・利益率の考え方
決算短信から確認できる費用項目は、売上原価、販売費及び一般管理費、その他の収益、その他の費用、金融収益、金融費用などです。しかし、材料費、外注費、労務費、減価償却費をセグメント別に分けた表や、固定費・変動費の比率はありません。
したがって、売上が1%増えたときに営業利益が何%増えるか、工場稼働率が変わったときに利益がいくら動くかは数値で断定できません。セグメント利益率は、モーションコントロール11.2%、ロボット1.6%、システムエンジニアリング19.6%でしたが、単一四半期の数値には個別要因が含まれます。
利益率を比較するときの注意
システムエンジニアリングは好採算案件の売上増で利益率が上昇し、ロボットは基幹システム移行と欧州の構造改革費用で低下しました。事業固有の恒常的な採算だけを示す数値ではありません。
設備投資型ビジネスとしての特徴
安川電機は自社工場や生産設備を持ち、継続的な設備投資を行っています。補足資料では、設備投資額が2024年度406.7億円、2025年度570.4億円、2026年度計画580.0億円とされています。減価償却費は同じ順に208.0億円、210.8億円、260.0億円です。
| 項目 | 2024年度実績 | 2025年度実績 | 2026年度計画 |
|---|---|---|---|
| 設備投資額 | 406.7億円 | 570.4億円 | 580.0億円 |
| 減価償却費 | 208.0億円 | 210.8億円 | 260.0億円 |
| 研究開発投資 | 237.7億円 | 240.1億円 | 240.0億円 |
設備投資額は現金支出と必ず同額ではなく、決算上の投資キャッシュフローとも定義が異なる場合があります。また、投資計画がそのまま将来売上を保証するものではありません。
在庫・受注・生産の関係
2026年5月31日時点の棚卸資産は2,151億89百万円で、2026年2月28日時点の2,107億64百万円から44億25百万円増加しました。補足資料では棚卸資産回転月数を4.5カ月としています。
| 項目 | 2026年2月28日 | 2026年5月31日 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 棚卸資産 | 2,107億64百万円 | 2,151億89百万円 | 44億25百万円増加 |
| 棚卸資産回転月数 | 4.5カ月 | 4.5カ月 | 横ばい |
第1四半期の受注は前年同期比29%増でした。受注が増えれば将来の生産・販売につながる可能性がありますが、受注残高の金額、キャンセル条件、納期別内訳は資料に記載されていません。在庫増が需要対応のためか、納期ずれや生産影響によるものかを、この数値だけで断定することはできません。
キャッシュフローと投資の関係
2027年2月期第1四半期の営業活動によるキャッシュフローは213億62百万円の収入、投資活動によるキャッシュフローは101億71百万円の支出、財務活動によるキャッシュフローは156億86百万円の支出でした。会社が示すフリーキャッシュフローは111億90百万円の収入です。
| 項目 | 2026年度1Q | 主な説明 |
|---|---|---|
| 営業活動によるCF | 213億62百万円の収入 | 税引前利益、減価償却費、法人所得税支払などを反映 |
| 投資活動によるCF | 101億71百万円の支出 | 固定資産・無形資産取得、子会社株式等取得など |
| 財務活動によるCF | 156億86百万円の支出 | 社債償還、配当、長期借入金返済など |
| フリーCF | 111億90百万円の収入 | 営業CFと投資CFの合算として会社が記載 |
| 期末現金同等物 | 576億19百万円 | 前期末比36億4百万円減少 |
会計指標の読み方(IFRS・Non-GAAPなど)
安川電機の連結決算はIFRSに基づいています。売上高ではなく「売上収益」、経常利益ではなく「税引前利益」など、日本基準と異なる表現があります。セグメント利益は営業利益ベースです。
| 指標 | 読み方 |
|---|---|
| 売上収益 | 顧客への製品・サービス販売などから認識した収益 |
| 営業利益 | 本業に関係する収益・費用を反映した利益 |
| 税引前利益 | 営業利益に金融収益・費用、持分法損益などを反映した利益 |
| 親会社所有者帰属利益 | 四半期利益のうち親会社株主に帰属する部分 |
今回確認した資料では、IFRS営業利益から特定項目を除いたNon-GAAP営業利益の調整表は確認できません。したがって、他社の調整後利益と比較する場合は、定義をそろえる必要があります。
この会社の競争力をどう確認するか
一次資料から確認できる事業基盤は、ACサーボ、インバータ、産業用ロボットという複数の製品群、世界各地域での売上、研究開発投資、生産設備への投資、販売後の保守サービスです。また、会社はi³-Mechatronicsを掲げ、機器、データ、ソリューションを組み合わせる方向を説明しています。
ただし、競争優位を断定するには、市場シェアの算定方法、競合との価格差、性能差、顧客評価、保守収益、製品切替コストなどの追加確認が必要です。統合報告書には会社調べの市場シェア情報がありますが、その数値だけで将来の優位性が保証されるわけではありません。
確認できることと断定できないこと
複数製品を組み合わせて自動化を支える事業構造、海外売上の大きさ、継続的な研究開発・設備投資は確認できます。一方、それらが競合より優れているか、将来も高収益を維持できるかは資料だけでは断定できません。
収益構造が抱えるリスク
安川電機の収益は、製造業の設備投資、半導体・自動車などの市況、地域経済、為替、供給体制、在庫、固定費、個別の構造改革費用などに影響されます。対象四半期では、売上が増えても基幹システム移行と欧州の構造改革費用で営業利益が減少しました。
設備投資循環
顧客の投資延期や縮小が受注・売上へ影響します。
地域変動
米州、中国、欧州、日本などの需要差が業績に表れます。
為替
海外売上が大きく、通貨変動が円換算額と利益へ影響します。
生産・システム
基幹システム移行などが生産や費用に影響する場合があります。
在庫
棚卸資産の増加は資金を在庫に滞留させます。
投資負担
設備投資は現金支出と将来の減価償却費につながります。
2026年度通期予想は売上収益5,800億円、営業利益600億円ですが、会社は足元の受注が堅調である一方、基幹システム切替え後の生産正常化や外部環境に不確実性があることを説明しています。予想は確定値ではありません。
競合比較するときの視点
競合比較では、単純な売上規模だけでなく、製品構成、顧客市場、地域構成、利益率、在庫、研究開発、設備投資、キャッシュフローを同じ期間・同じ基準で比べます。安川電機は3報告セグメントを持つため、ロボット専業企業や制御機器専業企業と全社数値を直接比較すると事業構成の違いが混ざります。
| 比較項目 | 確認する意味 |
|---|---|
| セグメント別売上構成 | どの市場の設備投資に影響されるかを見る |
| セグメント利益率 | 事業ごとの採算と一時費用の影響を確認する |
| 受注動向 | 将来の売上につながる需要の方向を見る |
| 海外売上比率 | 地域景気と為替への感応度を確認する |
| 棚卸資産回転月数 | 在庫負担と販売・生産のバランスを見る |
| 設備投資・研究開発 | 将来の製品と生産基盤への投資規模を見る |
| 営業CF・フリーCF | 会計利益が現金につながっているかを見る |
今後継続して見るべき重要指標
安川電機のIRと決算を見るときは、売上収益と営業利益だけでなく、受注、セグメント、地域、在庫、投資、キャッシュフローをつなげて確認します。
- 全社受注: 前年同期比と前四半期比の両方を見る
- モーションコントロール売上: 半導体・電子部品・工作機械・データセンター需要を確認する
- ロボット売上と利益率: 地域別需要と構造改革費用の影響を見る
- システムエンジニアリング: 上下水道・港湾・鉄鋼など案件構成を見る
- 所在地別売上: 米州、中国、欧州、日本、アジアの差を追う
- 営業利益増減要因: 数量、価格、付加価値、間接費、一時費用を確認する
- 棚卸資産と回転月数: 在庫額だけでなく売上との関係を見る
- 設備投資と減価償却費: 現金支出と費用化を分けて読む
- 研究開発投資: 製品開発への継続投資を確認する
- 営業CFとフリーCF: 利益が現金収入へ結び付いているかを見る
- 為替レートと感応度: 米ドル、ユーロ、元、ウォンの変化を確認する
- 通期予想の進捗: 売上5,800億円、営業利益600億円に対する進捗と前提変更を見る
安川電機のビジネスモデルに関するFAQ
安川電機は何で稼いでいる会社ですか?
ACサーボモータ・コントローラやインバータを扱うモーションコントロール、産業用ロボット、産業用オートメーションドライブや社会システムを扱うシステムエンジニアリングなどで売上収益を得ています。
安川電機の主力事業は何ですか?
2027年2月期第1四半期では、外部顧客への売上収益が最大だったのはモーションコントロールで676億35百万円です。次いでロボットが567億28百万円でした。
モーションコントロールは何を販売していますか?
ACサーボモータ、制御装置、インバータの開発、製造、販売、保守サービスを行っています。
安川電機の利益が減る要因は何ですか?
対象四半期では、基幹システム移行の影響、間接費の増加、欧州の事業構造改革費用などが営業利益の減少要因として説明されています。
安川電機は海外売上が多い会社ですか?
2027年2月期第1四半期の所在地別売上収益は国内338億円、海外1,051億円でした。海外比率は約75.6%で、比率は編集部計算です。
安川電機の在庫はどこを見ればよいですか?
要約四半期連結財政状態計算書の棚卸資産を確認します。2026年5月31日時点の棚卸資産は2,151億89百万円でした。
安川電機はNon-GAAP指標を開示していますか?
今回確認した第1四半期決算短信と決算補足説明資料では、IFRS指標が中心です。Non-GAAP営業利益の調整表は確認できません。
まとめ
安川電機は、モーションコントロール、ロボット、システムエンジニアリングの3報告セグメントを中心に、工場・機械・社会インフラを動かす製品とシステムを販売して稼ぐ会社です。2027年2月期第1四半期では、モーションコントロールが売上収益の約48.7%、ロボットが約40.8%を占めました。
売上収益は半導体およびデータセンター関連需要の拡大で増加しましたが、営業利益は基幹システム移行、間接費、欧州の事業構造改革費用などで減少しました。安川電機の収益構造を読むときは、増収か減収かだけでなく、どの事業が伸び、どの費用が利益を動かしたかを確認する必要があります。
また、海外売上が約4分の3を占め、在庫は2,000億円を超え、年間500億円台の設備投資計画があります。したがって、地域別需要、為替、棚卸資産、設備投資、減価償却、営業キャッシュフローを一体で見ることが重要です。
一方、個別顧客、製品別利益率、工場稼働率、受注残高、製品別単価などは今回の資料に記載されていません。資料にない競争優位や将来性を推測で補わず、継続的なIR開示で確認する姿勢が必要です。
参考資料
- 株式会社安川電機「2027年2月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」(2026年7月10日公表、対象期間:2026年3月1日~2026年5月31日)
- 株式会社安川電機「決算補足説明資料 2026年度 第1四半期 業績概要」
- 株式会社安川電機「インベスターズガイド 本編」
- 株式会社安川電機「インベスターズガイド 事業編」
- 株式会社安川電機「YASKAWAレポート2025」
- 安川電機 公式IRページ
- 安川電機 決算資料
- 安川電機 有価証券報告書等
編集部計算
セグメント別売上構成比、海外売上比率、所在地別売上構成比、売上原価率、売上総利益率、棚卸資産の増減額は、公表された数値を基に編集部が計算しています。億円表示の地域別数値は丸められているため、構成比は概算です。