3分でわかる三愛オブリ|この記事の結論

  • 何の会社?: 石油関連、化学品関連、ガス関連、航空関連、その他の5事業を展開する企業です。
  • 何で稼ぐ?: 売上の中心は石油関連ですが、利益は航空関連、ガス、化学品など複数事業からも生まれます。
  • 一番売上が大きい事業: 参照実績では石油関連が1,187億13百万円で、連結売上高の約82.1%を占めます。
  • 利益面のポイント: 石油関連のセグメント利益14億7百万円に対し、航空関連は売上43億6百万円ながら13億43百万円のセグメント利益を計上しています。
  • 減収でも大幅増益: 連結売上高は6.1%減でしたが、キグナス石油の収益性回復や化学品関連の増益などで営業利益は239.4%増えました。
  • 現金面の注意: 対象期間の営業キャッシュフローは42億39百万円の支出でした。仕入債務や法人税等の支払いなどが影響しています。

この記事で確認した一次資料

三愛オブリ株式会社「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」 (公表日:2026年8月6日)。 事業内容・セグメント・損益・財政状態・キャッシュフローについて、 今回提供された同資料を根拠にしています。

三愛オブリは何の会社?|石油だけではないエネルギー・航空関連企業

三愛オブリを一言で説明すると、 石油関連を最大事業としながら、化学品、ガス、航空関連などでも利益を生み出す会社です。

参照した決算短信では、 「石油関連事業」「化学品関連事業」「ガス関連事業」「航空関連事業」「その他事業」 の5つに分けてセグメント業績が開示されています。

検索ユーザー向けに一言で答えると:

三愛オブリは、石油製品の販売を大きな売上基盤としながら、 防腐・防かび剤などの化学品、LPガス、航空燃料取扱関連などからも利益を得る会社です。

特に重要なのは、石油関連が「売上の大半」を占める一方、 利益まで石油だけに依存しているわけではないという点です。 会社の収益構造を理解するには、売上構成と利益構成を別々に見る必要があります。

結局、三愛オブリは何で稼ぐ?|売上は石油、利益は複数事業

連結売上高 1,445億78百万円 参照期間の実績
営業利益 34億65百万円 前年同期比239.4%増
経常利益 38億58百万円 前年同期比186.9%増
親会社帰属四半期純利益 26億67百万円 前年同期比148.6%増

連結売上高1,445億78百万円のうち、 石油関連事業だけで1,187億13百万円あります。 単純計算すると、連結売上高の約82.1%です。

そのため「三愛オブリは何で売上を作っているのか」という質問には、 まず「石油関連」と答えるのが分かりやすいでしょう。

しかし「何で利益を稼いでいるのか」という質問になると答えは変わります。 対象期間のセグメント利益は、 石油関連14億7百万円、航空関連13億43百万円、ガス関連7億89百万円、 化学品関連5億25百万円、その他3億60百万円でした。

三愛オブリの収益構造: 「売上の柱は石油、利益の柱は石油+航空+ガス+化学品」という二段構造で見ると理解しやすくなります。

三愛オブリの5事業|売上と利益を一覧で比較

事業 売上高 セグメント利益 IR資料に記載された主な増減要因
石油関連 1,187億13百万円 14億7百万円 販売数量減で減収、キグナス石油の収益性回復で黒字化
化学品関連 39億34百万円 5億25百万円 防腐・防かび剤の高付加価値商品拡販、石油系溶剤等の駆け込み需要
ガス関連 162億88百万円 7億89百万円 LPガス販売価格上昇、在庫評価の影響
航空関連 43億6百万円 13億43百万円 航空燃料取扱手数料の単価上昇
その他 13億36百万円 3億60百万円 建設工事受注減で減収、金属製品等の洗浄・表面処理受注増で増益

※2026年4月1日~6月30日の実績。 セグメント利益は四半期連結損益計算書の経常利益と調整される指標です。 セグメント合計と連結経常利益の間には全社損益などの調整があります。

三愛オブリの売上構成|石油関連が約82%

連結売上高1,445億78百万円に対する各セグメントの外部顧客向け売上高を単純計算すると、 売上構成は次のようになります。

順位 事業 売上高 連結売上高に占める割合の概算
1石油関連1,187億13百万円約82.1%
2ガス関連162億88百万円約11.3%
3航空関連43億6百万円約3.0%
4化学品関連39億34百万円約2.7%
5その他13億36百万円約0.9%

この数字を見ると、三愛オブリの売上規模は石油関連に大きく依存していることが分かります。 ガス関連を加えると、石油・ガスだけで売上高の9割超です。

そのため売上高の増減を考える際には、 石油製品の販売数量やLPガス販売価格の動きが全社売上に与える影響が大きくなります。 実際、今回の連結売上高減少は石油製品の販売数量減少が主因として説明されています。

利益構成を見ると景色が変わる|航空関連の存在感が大きい

売上高だけを見ると航空関連は全体の約3%にすぎません。 ところがセグメント利益は13億43百万円で、 石油関連の14億7百万円に迫っています。

  1. 石油関連:14億7百万円
  2. 航空関連:13億43百万円
  3. ガス関連:7億89百万円
  4. 化学品関連:5億25百万円
  5. その他:3億60百万円

5事業のセグメント利益合計は44億24百万円です。 一方、連結経常利益は38億58百万円です。 この差は、セグメント間取引消去や各報告セグメントに配分していない全社損益などの調整によるものです。

ここが三愛オブリ分析の重要ポイント

「売上最大=最も儲かる事業」とは限りません。 石油関連は売上の8割超を占めますが、 航空関連は売上43億円規模でもセグメント利益13億円超を計上しています。

三愛オブリを理解するには、 石油が売上基盤を作り、航空・ガス・化学品などが利益構成を厚くする という見方が重要です。

石油関連事業|売上の8割超を占める最大事業

石油関連事業は、三愛オブリの売上規模を支える最大事業です。 対象期間の売上高は1,187億13百万円でした。

ただし前年同期比では9.1%減少しています。 会社はその理由を石油製品の販売数量の減少と説明しています。

一方、利益面では大きく改善しました。 前年同期は5億18百万円のセグメント損失でしたが、 対象期間は14億7百万円のセグメント利益となりました。

なぜ石油関連は赤字から黒字に戻ったのか

IR資料では、連結子会社の キグナス石油株式会社について、 前事業年度に一部取引で収益性の悪化が見られたものの、 対象期間には業績が回復に向かったことが利益改善要因として説明されています。

重要: 石油関連は「売上が減ったのに利益は大幅改善」しています。 つまり三愛オブリの石油事業を見る際は、 販売数量だけでなく、取引の採算やキグナス石油の収益性も見る必要があります。

今回の資料だけでは、石油製品ごとの販売数量、製品別マージン、個別顧客などまでは確認できません。 そのため、それらを推測で補ってはいません。

化学品関連事業|小規模でも高付加価値商品が利益を押し上げる

化学品関連事業の対象期間の売上高は39億34百万円、 セグメント利益は5億25百万円でした。

売上高は前年同期比26.2%増、 セグメント利益は82.6%増と、売上以上のペースで利益が伸びています。

会社が挙げた要因は、 防腐・防かび剤における高付加価値商品の拡販と、 石油系溶剤等の駆け込み需要です。

「高付加価値商品の拡販」が意味すること

今回の資料では個別商品の利益率までは示されていません。 ただし、会社自身が「高付加価値商品の拡販」を増収要因として挙げ、 同時にセグメント利益が82.6%増えているため、 化学品関連では単なる販売数量だけでなく、 どのタイプの商品が売れているかが重要だと分かります。

ガス関連事業|LPガス販売価格と在庫評価が数字を動かす

ガス関連事業の売上高は162億88百万円で、 石油関連に次ぐ2番目の売上規模です。

対象期間の売上高は前年同期比10.3%増でした。 会社はその理由をLPガス販売価格の上昇と説明しています。

セグメント利益は7億89百万円で前年同期比19.2%増。 利益増加については在庫評価の影響が記載されています。

ガス事業を見るポイント: 売上高が増えたから販売数量も増えた、と単純には言えません。 今回はLPガスの販売価格上昇が増収要因として明記されています。 また利益には在庫評価も影響しています。

したがって三愛オブリのガス関連事業を追う場合、 「売上が何%増えたか」だけでなく、 価格要因なのか数量要因なのか、在庫評価の影響があるのかを分けて見る必要があります。

航空関連事業|売上43億円でも利益13億円超の高収益事業

航空関連事業は、三愛オブリの収益構造で非常に目立つ事業です。 対象期間の売上高は43億6百万円と連結売上高の約3%ですが、 セグメント利益は13億43百万円でした。

売上高は前年同期比4.1%増、 セグメント利益は3.6%増です。 会社は売上増加要因として 航空燃料取扱手数料の単価上昇を挙げています。

また、対象期間の事業環境について会社は 航空燃料の需要は底堅く推移したと説明しています。

なぜ航空関連は売上規模の割に利益が大きい?

外部売上高43億6百万円に対してセグメント利益13億43百万円なので、 単純計算した比率は約31.2%になります。

ただし、これは会社が公式に開示した「営業利益率」ではありません。 セグメント利益は経常利益と調整される指標であり、 各事業の会計構造も異なるため、製造業の営業利益率などと単純比較するべきではありません。

それでも、三愛オブリ内部で比較すると、 航空関連は売上規模に対する利益の存在感が非常に大きい事業 であることが分かります。

今回の決算短信からは航空燃料取扱手数料までは確認できますが、 個別空港、具体的な航空会社、契約条件などをすべて特定できる資料ではありません。 そのため本文では資料外の顧客名や設備情報を推測していません。

その他事業|建設工事は減収、洗浄・表面処理は利益を押し上げた

その他事業の売上高は13億36百万円、 セグメント利益は3億60百万円でした。

売上高は前年同期比10.3%減少しました。 会社はその理由として建設工事業の受注減少を挙げています。

一方でセグメント利益は前年同期比157.4%増と大きく伸びました。 利益増加要因は 金属製品等の洗浄・表面処理業の受注増加です。

ここでも「減収=減益」ではありません。 事業内で何が減り、何が増えたかを見ることで、 売上だけでは分からない収益構造が見えてきます。

三愛オブリの利益率|どの事業が効率よく利益を生む?

各セグメントの売上高に対するセグメント利益を単純計算すると、 事業ごとの収益性の違いが非常に大きいことが分かります。

事業 売上高 セグメント利益 単純計算した比率
石油関連1,187億13百万円14億7百万円約1.2%
化学品関連39億34百万円5億25百万円約13.3%
ガス関連162億88百万円7億89百万円約4.8%
航空関連43億6百万円13億43百万円約31.2%
その他13億36百万円3億60百万円約26.9%
注意: これは会社が公式に開示した「セグメント営業利益率」ではありません。 本記事が同一期間の売上高とセグメント利益を単純に割った参考値です。 セグメント利益は経常利益と調整される指標であり、 各事業で会計構造も異なるため、他社の営業利益率などと直接比較する用途には向きません。

それでも社内構造を見るには有益です。 石油関連は売上規模が圧倒的に大きい一方、 航空関連や化学品関連は売上に対する利益の比率が高く見えます。

「三愛オブリの利益率が高い理由」を考えるとき: 全社を石油販売会社としてだけ見るのではなく、 航空関連や化学品など売上規模の小さい高収益事業も利益構成に含まれていることを見る必要があります。

なぜ三愛オブリは減収でも大幅増益だった?

対象期間の連結売上高は前年同期比6.1%減の1,445億78百万円でした。 一方、営業利益は239.4%増の34億65百万円です。

売上が減ったのに営業利益が3倍超になったため、 数字だけを見ると不思議に見えます。 しかしセグメントを見ると理由が分かります。

理由1|石油関連が赤字から黒字へ改善

石油関連は販売数量減で減収でしたが、 キグナス石油の収益性が回復に向かい、 セグメント利益は前年同期の5億18百万円の赤字から14億7百万円の黒字へ改善しました。

理由2|化学品関連が増収増益

防腐・防かび剤の高付加価値商品拡販や石油系溶剤等の駆け込み需要により、 売上高26.2%増、セグメント利益82.6%増となりました。

理由3|ガス・航空・その他も利益を積み上げた

ガス関連は在庫評価の影響で増益、 航空関連も増益、 その他事業も洗浄・表面処理業の受注増で大幅増益となっています。

つまり何が起きた?

売上の大きい石油事業では販売数量が減って全社売上を押し下げた一方、 採算面が改善した石油関連と、利益率の高い小規模事業の増益が全社利益を押し上げた と整理できます。

これは三愛オブリを分析するときに、 「売上高の増減率」だけを見ると企業の実態を読み違える可能性があることを示しています。

三愛オブリ全体の利益はどう作られる?|粗利益の改善が大きい

連結損益計算書を見ると、 売上高は1,540億34百万円から1,445億78百万円へ減少しました。 それでも売上総利益は126億51百万円から153億63百万円へ増加しています。

売上高
1,445億78百万円
売上総利益
153億63百万円
営業利益
34億65百万円
経常利益
38億58百万円
親会社帰属純利益
26億67百万円

販売費及び一般管理費は118億97百万円で、 前年同期の116億30百万円から増えています。 それにもかかわらず営業利益が大幅増となったのは、 売上総利益の増加幅が大きかったためです。

項目 前年同期 対象期間
売上高1,540億34百万円1,445億78百万円
売上総利益126億51百万円153億63百万円
販管費116億30百万円118億97百万円
営業利益10億21百万円34億65百万円
経常利益13億44百万円38億58百万円
親会社帰属四半期純利益10億73百万円26億67百万円

売上総利益率を単純計算すると、 前年同期は約8.2%、対象期間は約10.6%です。 営業利益率も約0.7%から約2.4%へ上昇しています。

※上記利益率は決算短信記載数値から本記事が単純計算した参考値です。 会社が本文で「利益率が○ポイント改善した」と説明した数値ではありません。

キャッシュフロー|増益でも現金は102億円減った

利益が大きく増えた一方、 2026年6月30日時点の現金及び現金同等物は391億52百万円で、 前期末から102億46百万円減少しました。

対象期間の営業活動によるキャッシュフローは 42億39百万円の支出です。 会社は主な要因として、仕入債務と法人税等の支払いを挙げています。

キャッシュフロー 対象期間 会社が説明した主な要因
営業活動によるCF △42億39百万円 仕入債務、法人税等の支払いなど
投資活動によるCF △21億51百万円 主に有形固定資産の取得
財務活動によるCF △38億55百万円 主に配当金の支払い

営業CFの中で何が動いた?

キャッシュフロー計算書を見ると、 売上債権の減少は29億56百万円の資金増加方向に働きました。 一方、棚卸資産の増加は13億38百万円、 仕入債務の減少は45億14百万円、 その他流動負債の減少は21億19百万円の資金減少方向に働いています。

さらに法人税等の支払額は28億89百万円でした。 そのため、税金等調整前四半期純利益41億48百万円を計上していても、 営業CFはマイナスになっています。

初心者向けに言い換えると: 利益が増えても、仕入先への支払い、税金、在庫増加、配当、設備投資などで現金は減ることがあります。 三愛オブリを見るときも「利益」と「現金」を別々に確認する必要があります。

財務状態|総資産2,000億円、自己資本比率58.0%

総資産 2,000億7百万円 2026年6月30日時点
純資産 1,224億11百万円 同時点
自己資本 1,159億99百万円 同時点
自己資本比率 58.0% 前期末54.7%

総資産は前期末から120億40百万円減少しました。 会社は主に現金及び預金の減少を理由として説明しています。

負債合計は前期末から117億43百万円減の775億95百万円。 主に支払手形・買掛金とその他流動負債が減少しました。

純資産は2億97百万円減の1,224億11百万円で、 主に配当金の支払いによる利益剰余金減少が要因です。

有形固定資産は582億59百万円あり、 建物・構築物、機械装置・運搬具、土地などを保有しています。 また差入保証金は251億74百万円あります。

三愛オブリの強み・特徴は?|IRから確認できる3つのポイント

今回の決算短信だけで市場シェアや業界順位を断定することはできません。 そのため、ここではIRから直接確認できる「事業上の特徴」に限定します。

1.石油という大きな売上基盤を持つ

石油関連は連結売上高の約82%を占めます。 大きな売上基盤を持つ一方で、対象期間には販売数量減で減収となっており、 事業規模が大きい分、石油関連の変動が全社売上にも大きく影響します。

2.航空関連が高い利益貢献を示す

航空関連は売上高43億6百万円に対してセグメント利益13億43百万円。 売上規模は小さいものの、利益面では石油関連に迫る規模です。

少なくとも今回のIR実績では、 三愛オブリの利益構造を考えるうえで航空関連を無視できないことが分かります。

3.化学品・ガスなど石油以外にも収益源がある

化学品では防腐・防かび剤の高付加価値商品、 ガスではLPガス販売、 その他では金属製品等の洗浄・表面処理など、 石油製品販売とは異なる収益源が確認できます。

「強み」という言葉は、ここでは今回のIR資料から確認できる事業構造上の特徴という意味で使用しています。 市場シェア、競争優位性、顧客囲い込み、参入障壁などを資料なしで断定しているものではありません。

三愛オブリの業績を見るときの注意点

石油製品の販売数量

対象期間の全社売上減少は、石油製品の販売数量減少が主因でした。 石油関連の売上構成が大きいため、販売数量の変化は連結売上にも表れやすくなります。

石油関連の取引採算

キグナス石油では前事業年度に一部取引で収益性が悪化していました。 対象期間には回復に向かっていますが、 「売上数量」だけでなく「採算」の変化も利益を左右することが分かります。

国内石油製品市況

今回の資料では、原油価格の乱高下や政府の緊急的激変緩和措置などを背景に、 国内石油製品の市況が不安定に推移したと説明されています。

ガスの価格と在庫評価

ガス関連ではLPガス販売価格上昇が売上に、 在庫評価が利益に影響しました。 したがって売上増加を需要増と決めつけず、 価格要因と在庫要因を確認する必要があります。

航空燃料需要と取扱手数料

航空関連では航空燃料需要が底堅く推移し、 航空燃料取扱手数料の単価上昇が増収要因となりました。 航空関連の利益貢献が大きいため、この事業の動向も全社利益を見るうえで重要です。

三愛オブリのIRで今後見るべきポイント

  • 石油製品販売数量: 全社売上の8割超を占める石油関連がどの程度伸びているか。
  • キグナス石油の収益性: 一部取引の採算改善が継続しているか。
  • 石油関連の売上と利益の差: 売上が減っても利益が改善するのか、その逆なのか。
  • 化学品の高付加価値商品: 防腐・防かび剤などの拡販が続くか。
  • LPガス販売価格: 売上増減が数量要因か価格要因か。
  • ガスの在庫評価: 利益に一時的な評価影響が含まれていないか。
  • 航空燃料取扱手数料: 単価と需要がどのように変化しているか。
  • 売上総利益: 売上減少時でも粗利益を維持・拡大できているか。
  • 営業キャッシュフロー: 会計上の利益が現金創出につながっているか。
  • 仕入債務・棚卸資産: 運転資本の変化がキャッシュフローを圧迫していないか。

「三愛オブリは何で稼ぐ?」を数字でまとめる

知りたいこと IRから確認できる答え
何の会社? 石油、化学品、ガス、航空関連などを展開する企業
最大事業は? 石油関連。売上1,187億13百万円で連結売上の約82.1%
石油関連は何がポイント? 販売数量が売上を左右し、取引採算やキグナス石油の収益性が利益に影響
利益面で目立つ事業は? 航空関連。売上43億6百万円に対しセグメント利益13億43百万円
化学品の増益要因は? 防腐・防かび剤の高付加価値商品拡販など
ガスの売上増要因は? LPガス販売価格の上昇
ガスの利益増要因は? 在庫評価の影響
航空関連の増収要因は? 航空燃料取扱手数料の単価上昇
なぜ全社は減収でも増益? キグナス石油の収益性回復、化学品関連増益など
営業CFは? 対象期間は42億39百万円の支出

関連する企業IR記事

三愛オブリに関するよくある疑問

三愛オブリは何の会社ですか?

石油関連を最大事業として、化学品関連、ガス関連、航空関連、その他事業を展開する会社です。 参照実績では石油関連が連結売上高の約82%を占めました。

三愛オブリは何で稼いでいますか?

売上規模では石油関連が圧倒的に大きい一方、 利益は石油だけでなく航空、ガス、化学品など複数事業から生まれています。

三愛オブリの一番大きい事業は何ですか?

石油関連事業です。 2026年4月1日~6月30日の参照実績では売上高1,187億13百万円で、 連結売上高の約82.1%でした。

三愛オブリとキグナス石油はどのような関係ですか?

今回の決算短信ではキグナス石油株式会社を三愛オブリの連結子会社として記載しています。 対象期間では、キグナス石油の収益性回復が石油関連事業と全社営業利益の改善要因となりました。

三愛オブリの石油事業はなぜ売上が減ったのですか?

参照期間では石油製品の販売数量が減少したため、 石油関連事業の売上高は前年同期比9.1%減少しました。

石油事業は売上が減ったのに、なぜ利益が改善したのですか?

キグナス石油で前事業年度に収益性が悪化していた一部取引が、 対象期間には回復に向かったことが会社から説明されています。 石油関連のセグメント利益は前年同期の赤字から14億7百万円の黒字になりました。

三愛オブリの航空関連事業は何で稼いでいますか?

今回のIR資料では航空燃料取扱手数料が確認できます。 対象期間では手数料単価の上昇が売上増加要因となりました。

航空関連事業は利益率が高いのですか?

売上高43億6百万円とセグメント利益13億43百万円を単純に割ると約31.2%です。 ただしこれは会社が公式に開示した営業利益率ではなく、 セグメント利益は経常利益と調整されるため参考値として見る必要があります。

三愛オブリの化学品事業では何を扱っていますか?

今回のIR資料では防腐・防かび剤と石油系溶剤が確認できます。 高付加価値商品の拡販などが対象期間の増収増益要因でした。

三愛オブリのガス事業では何が売上を左右しますか?

今回の参照実績ではLPガス販売価格の上昇が増収要因でした。 また利益については在庫評価の影響も記載されています。

三愛オブリはなぜ減収なのに増益だったのですか?

石油製品の販売数量減で全社売上高は6.1%減りましたが、 キグナス石油の収益性回復や化学品関連事業の増益などによって、 営業利益は239.4%増加しました。

三愛オブリは利益が増えているのに営業キャッシュフローがマイナスなのはなぜですか?

対象期間では仕入債務の減少や法人税等の支払いなどが資金減少要因となり、 営業活動によるキャッシュフローは42億39百万円の支出でした。 利益と実際の現金の増減は同じではありません。

参照した一次資料

  • 三愛オブリ株式会社 「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」 (公表日:2026年8月6日、対象期間:2026年4月1日~2026年6月30日)

数値の扱い

本文の決算数値は、記事作成時に参照した一次資料における実績例です。 過去の数値を現在値として扱わず、 三愛オブリの事業構造・収益構造を理解するための具体例として掲載しています。

売上構成比、売上高に対するセグメント利益の比率、売上総利益率、営業利益率など、 会社がその名称で直接開示していない比率については、 本文中で「概算」「単純計算」「参考値」と明記しています。

本記事で推測していないこと

今回の資料だけでは確認できない個別顧客名、市場シェア、業界順位、 石油製品別の販売数量・マージン、航空会社別の取引、具体的な空港別収益、 将来の利益予測などは推測で補っていません。